第159回 自分のことは話すな ~仕事と人間関係を劇的によくする技術/吉原 珠央

こんにちは!佐藤美友です。
東北地方も梅雨らしい天気が続いています。おうち時間のお供に、こちらの一冊はいかがでしょうか。
 
 
『自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術』 著・吉原 珠央
 
 
タイトルに惹かれ「スパっと言うなあ」と思い手に取ったのですが、ひっくり返してみると裏表紙には『失礼な人ほど「自分は正しい」と思っている』という一文がありました。
これは図星を突かれてドキドキしてしまう本ではなかろうか。
しかし、表紙の攻撃に反して内容はとてもわかりやすく、浅くて表面的な雑談から脱却するための考え方が丁寧に綴られていました。
仕事をしていく中で、大切な人との関係を本気で良くするためのヒントが見つけられたように思います。
 
 
イメージコンサルタントを生業とする吉原氏は、無意味な雑談には3種類あると述べました。
 
 
① 相手から「求められていない話」
 …あなたの意見やアドバイスなどごく一般的な内容
② 「○○であろう話」
 …確証のない噂や推測の「多分~だと思います」といった内容
③ 「得のないムダ話」
 …会話を途切れさせないためだけの「だから何?」といった誰も得をしない内容
 
 
また、「目の前の相手のことを思いながら話す会話」であればそれは雑談ではない、とも彼女は述べています。
大切なのは、相手の時間を無駄にしないこと。
自分の立場しか考えずに話をしていると、周囲の状況を見る余裕がない、自己陶酔している、相手にストレスを感じさせているかもしれないといった気配りが欠けている、時間に対する意識が低い…そんな風に思われてしまうかもしれません。
 
 
どれも心当たりがあるような。
その話には興味が無いよ、などと第三者から直接言葉で指摘されることはそうそうないですから、自覚することができて有難いと思いました。
自分の時間も相手の時間も十分に活用できないような会話を繰り返すばかりでは、大事な場面で選ばれる人にはなれません。
誰かのために使う時間をより有意義なものにするために、会話の在り方を見直そうと思います。
 
 
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
 
 
タスキー税理士法人
佐藤 美友
 
 
 
参照:自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術/吉原 珠央

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