第178回 1分間論語/齋藤孝

こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木でございます。
今回ご紹介させていただくのは、『1分間論語』です。

論語と算盤が大事と耳にしますが、そもそも論語がどういった内容だったのか、学生時代に学習した記憶も薄れてしまっており、今回ご紹介させていただく本のタイトルを見て再度学び直してみようかと考え手に取りました。

1分間とタイトルにありますが、何が1分間かというと、論語の内容を9つのカテゴリーに分け、そのカテゴリーの中で細分化した1つの内容が、1分間程度で読み終えられる内容となっております。
1つ1つがサクサク読み進められるので、最初から最後まで重たくなく読み終えることができる内容となっています。
また、論語に影響を受けたり、論語の考え方に近しい日本人が残した言葉についても各回で紹介されており、論語を学びながら日本の偉人が残した言葉も学べる内容になっております。

文章の構成としては、冒頭で孔子の生涯を紹介しています。
孔子が最初から恵まれた環境ではなかったところからスタートし、いかにして言葉を弟子たちが論語という形で語り継ぐような人物に至ったのかを、端的にまとめております。

心に残った箇所を1つ紹介させていただきます。
「すぐやることは仕事のマナーである-行動の心得」という章の、『「できない」理由の99%は「やろうとしない」だけだ。』というところです。

孔子の残した「人として当然すべきことをしない傍若無人な態度は、勇気がない(人として当然なすべきことをなすことが大切だ)」という言葉に影響を受けた孟子が、『人が「できない」と言っている時、99%は「やろうとしない」を「できない」と誤魔化しているだけだ。』という言葉を残したと筆者は綴っております。

確かに言われてみると、もっとより良くするための方法を考える際に、できないと最初から決めつけて考えてしまうことがあるなと思います。おそらくは、できなさそうなことをできないと自分の中で変換をし、やろうとしていないだけなのではないかと思います。実際本当にできないというのが分かった上で判断をすることが、自分自身を行動させるために必要なことだなと考えさせられました。

いつもは経済書や自己啓発本を読むことが多いのですが、過去に学んだことの学び直しをすることも、新たな気づきとなって大事なことだなと感じました。

タスキー税理士法人
鈴木克成
参照:1分間論語/齋藤孝
鈴木 克成

鈴木 克成

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