第197回 説明組み立て図鑑/犬塚壮志

説明組み立て図鑑
こんにちは!
タスキー株式会社の金子由佳です。

皆様、GWはいかがお過ごしでしょうか?
4月から入社や部署異動で新しい環境になった方は特に、振り返りのタイミングになっているのではないでしょうか?

新しい環境になると、
「上司への報告の仕方に悩む」
「お客様に自社製品を提案したけど、反応がイマイチ」
「そもそもうまく説明するには何を分かっていたらいいんだろう」
「自分で取ったメモなのに何が言いたいのかわからない」
といったことで悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

4月は特にそういう時期だったと思います。
そんな1カ月を乗り切った自分を褒めつつ、GW明けもまた頑張れるように、自信をつけられるような本をご紹介したいと思います。

今回ご紹介する本は、『あてはめるだけで“すぐ”伝わる 説明組み立て図鑑』(犬塚壮志・著)です。
『図鑑』というだけあって、図を用いながら80の型について紹介しています。

本書では最初に、基本の型について触れています。
応用編では目的やシチュエーション別に型の紹介があります。
全部一気に読むのではなく、仕事をするうえで悩んだところを索引して、必要だと思うところを『自分の型』にしたり、必要な情報を集められるようになるといいのかなと思います。

今回は1部0章にある、『基本の型』について、要点をまとめました。

1.基本の三つの型
(1)CRF法 : 短時間で納得させたいときに有効
① 結論/Conclusion (主張や結論は一つ)
「○○を提案します」
② 根拠/Reason (客観的な理由を提示)
「理由は○○です」
③ 事実/Fact (調査結果等の裏付け・固有名詞を使うとより効果的)
「実際にこういった効果が実証されています」

(2)SDS法 : 相手に説明の概要だけ覚えてほしいとき
① 概要/Summary (主張は一つに絞る) 
「〇〇がポイントです」
② 詳細/Details (相手が最も知りたいであろうことを中心に解像度をあげる)
「こういったことはありませんか?それはこのポイントが解決してくれます」
③ まとめ/Summary (印象に残るよう一言、二言にまとめる)
 「以上をまとめると」

(3)PREP法 : CRF法+SDS法のハイブリッド型
① 結論/Point (伝える結論は一つ)
② 理由/Reason (結論の根拠・客観的に判断できる理由)
③ 具体例/Example (イメージがわく具体例・固有名詞を伝えると具体的)
④ 結論/Point 再度結論を提示する(一言二言にまとめて、キラーワードにする)

応用となる1部1章からは、

「相手に理解してもらいたい」

「相手に動いてもらいたい」

「相手に教える」

「相手に聞いてもらいたい」

などのセクションから、さらに細かく型が分かれています。

まさに図鑑として1冊手元に置いておきたい内容でした。

このGWが皆さんにとって、日々の疲れをとりつつ、また走りだせるようなエネルギーチャージの週になることを願っています。
お仕事の方は、無事に乗り切れますように!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


タスキー株式会社
金子由佳

参照:あてはめるだけで“すぐ”伝わる 説明組み立て図鑑/犬塚壮志
金子由佳

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