第201回 雨を、読む。/佐々木まなび

雨を、読む。
こんにちは!
タスキー税理士法人の佐藤美友です。

間もなく水無月、天気予報では傘マークが目立つようになりました。
今回ご紹介するのは、「雨」にまつわる美しい日本語を集めた、今の季節にぴったりの一冊です。

『雨を、読む。』 著・佐々木まなび

雨にまつわる言葉と聞いて、何を思い浮かべますか?
梅雨、雨男・雨女、狐の嫁入りなどが有名どころでしょうか。袖の雨など、涙を例える言葉もありますね。
タイトルの通り、最初から最後まで雨にまつわることしか書かれておりません。
ページをめくるたび、自分の中に新しく言葉たちが蓄積されていく心地良さを、楽しむための本です。

直接的に雨を表現する言葉もあれば、雨に例えた言葉もあり、雨にまつわる語彙がぶわっと広がるのを感じました。
読み終えたあとは今なら一句詠めてしまいそう、と勘違いしそうになります。
本当にたくさんあるので選ぶのが難しいですが、独断で二つほど雨にまつわる言葉をば。

【雲雨心(うんうのこころ)】
 雲をよび、雨を降らそうとする心。また、龍は雲雨に乗じて天に昇ると考えられていたことから、事業を成功させる機会のことをいう。

【雨晴れて笠を忘れる】
 苦しいときが過ぎると、役に立ってくれたカサのことや、感謝の気持ちをすっかり忘れてしまうことのたとえ。

しとしとと水の落ちる音だけが聞こえる落ち着いた空間で、お気に入りの本を読む。
そんな時間の使い方も素敵ですね。
短夜の雨、梅のつぶやきに耳を傾けながら、雨の世界を楽しんでみるのはいかがでしょうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


タスキー税理士法人
佐藤 美友


参照:雨を、読む。/佐々木まなび
佐藤 美友

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