第209回 心をととのえるスヌーピー〜悩みが消えていく禅の言葉〜/(著)チャールズ・M・シュルツ, (翻訳)谷川 俊太郎 , (監修)枡野 俊明

心をととのえるスヌーピー〜悩みが消えていく禅の言葉〜
こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木でございます。

今回ご紹介させていただく今読みたい本は「心をととのえるスヌーピー〜悩みが消えていく禅の言葉〜」という本です。
今回はいつも読んでいる、実用書や自己啓発本とは違ったジャンルの本を読もうと意識し本を選んでみました。

表紙に描かれているスヌーピーのイラストがまず目について手に取りました。そしてタイトルを見た時に、あまり普段触れることのない「禅」という言葉が目に入り、スヌーピーと禅が合わさるとどんな学びを得られるのだろうかという思い、購入に至った本です。

本の構成としては、スヌーピーが登場する「ピーナッツ」という漫画を、谷川俊太郎さんという詩人が翻訳した内容の中で、神奈川県にある建功寺の住職であり、監修者の枡野俊明さんが、禅に通じるものがあると感じたところを禅の言葉と共に紹介していくというものです。

見開き2ページ毎に、スヌーピーの漫画と漫画の翻訳の内容、禅の言葉と意味、そして漫画と禅の通じるところや何を教えようしているのかが記されています。

ピーナッツ自体は読んだことがなかったのですが、以前からスヌーピーが作中で放つ名言というのものがあることは知っておりました。
今回、禅の教えを合わせて紹介されることで、より考えさせられる内容になっているなと感じました。

本書の中で心に残った内容をご紹介したいと思います。
『「今ここ」を精一杯生きよう』と題されたページです。

漫画の中で「時は矢のように飛んでいく」という言葉が登場します。このように感じる人には、禅語の「即今 当処 自己(そっこん とうしょ じこ)」という言葉を知って欲しいと紹介しています。

「今この瞬間に、自分がいるこの場所で、できることをやる」という意味です。
続けて『自然災害や世界的なパンデミックに襲われるなど、私たちの未来はいつも不確実です。明日が今日と同じように無事に迎えられるとは限りません。また、時間を無駄にしてしまったと後悔しても過ぎ去った時間を取り戻すことはできません。先のことをあれこれ考えて不安を感じたり、悩んだりしてもいいことはなく、また過去をあれこれ引きずっていても仕方がない。私たちにできるのは、「今ここ」を精一杯生きることだけなのです。人生にはいいときと悪いときもありますが、常に「今ここ」を自分らしく前向きに生きようとすることが、人生を豊かに、そして面白くしてくれるはずです。』と記されております。

目の前のことを、今を精一杯やる。当たり前のことですが、どれだけ意識して日々過ごせているかと思うと、場合によっては明日やれば良いやと思い先延ばしにしてしまうこともあります。
改めて大事な考え方であるなと思いました。

上記の筆者の言葉の中で「自然災害や世界的なパンデミックに襲われるなど、私たちの未来はいつも不確実です。」とあり、まさに今、新型コロナウイルス感染症の第7波により、全国的に感染者が急増しております。宮城県も例に漏れず、昨日時点で5日連続の2,000人超えとなっております。幸いなことに社内で感染した人はまだ出ておりませんが、明日は我が身と思いながら過ごす必要があると思います。

自分に与えられた業務を全うしていくためにも、今できることを精一杯やる、その精神でこのコロナ禍を過ごして参りたいと思います。

禅の教えとはどういうものなのか、ピーナッツという漫画が禅と結びつけられることでどう奥深さが増すのか、気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。


タスキー税理士法人
鈴木克成

参照:心をととのえるスヌーピー〜悩みが消えていく禅の言葉〜
鈴木 克成

鈴木 克成

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