第236回 「仕事ができる」とはどういうことか?/ 楠木 建・山口 周

みなさん、こんにちは!
タスキー株式会社 HRソリューション事業部の齋藤由貴です。
2023年も、どうぞよろしくお願いいたします!

今回、ご紹介するのは、「仕事ができるとはどういうことか?」です。
多くの方が、新年を迎え、仕事や自分のキャリアに関する今年の目標を立てたと思います。「もっと仕事でこうしたい」、「こうなりたい」、でも、そもそも、仕事ができるってどういうことなのか。そう考えていた時に、出会ったのが、この本です。楠木健さんと山口周さんの対談形式で、すごく読みやすく、なるほど!という気づきが多い一冊でした。

早速、本の中身に入っていきますが、皆さんは、仕事ができる人ってどんな人?って聞かれたら、どんな人をイメージしますか?
・処理が早い人?
・新しいことを企画し実行できる人?
・成果が出せる人?

この本の中では、「仕事ができる人は、センスがある人」と説明しています。センス…また、抽象的で、分かるようで分からないような言葉ですよね。笑
この本の中で、第一に、「スキル」と「センス」を分けて考えることが必要だと話しています。さらに、会社の人材育成において、スキルばかりにフォーカスされすぎていると指摘しています。色々な知識やスキルを学ぶことも、もちろん必要ですが、それだけで仕事ができるようにはなりません。そこに必要なのが、センスです。

では、そもそも、センスがある人って、どんな人か。
本の中では、いくつかの事例を出していますが、私がしっくりきたのは、下記2つです。
・「要するに~」と言って、端的にまとめられる人
・仕事をただタスクで順番に処理するのではなく、タスクを組合せて、ストーリーにして表現できる人。

仕事は、どうしても具体的にしていく必要があるので、タスクや各論で処理していくことが多くなります。
だから、そこを全体像で把握できたり、時間軸を考えながらストーリーが描けたりする人が、センスがあるということです。確かに、周囲で、仕事できる人って、こんな印象がありますよね。

センスがある人は、何となくイメージできた。
でも、そんなの身に付けられたらいいけど、どうやって身に付けるかわからない…。
皆さんの正直な感想ではないでしょうか?私もそう感じました。笑

この本の中では、センスの磨き方について、いくつかの事例を用いて説明しています。
仕事ができるようになりたい!センスを身に付けたい!という方は、ぜひお読みください!

最後に、私が、この本で一番重要に感じたのは、スキル重視で考えすぎないことです。
スキルも資格も大事だけど、どう活用するか、どう意味のあるものにできるか、ここを捉えていないと、仕事には反映できない。そういう意味で、スキルとセンスを分けて捉えていくという考え方自体を持つことは、自分のキャリア形成において、すごく重要だと感じました。
また、このセンスという視点で、自分の仕事を振り返られるようになると、仕事の仕方自体が変わるかもしれません。

最後に、この本の中ではセンスは事後性があり、時間はかかるけど、必ず磨けると、楠木さんも山口さんも述べています。仕事の見方、考え方を変えて、自分のセンスを磨いていきましょう!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


タスキー株式会社 
HRソリューション事業部
齋藤 由貴

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