第251回 星野リゾートのおもてなしデザイン

こんにちは!タスキー株式会社の平岡です。
各地で桜が見頃を迎えていますね!タスキーでも今月2名のインターン生が卒業しましたが、新しい道に踏み出す彼らの姿を見て、私たちも気持ち新たに頑張ろう!と身が引き締まりました。

さて、今回ご紹介する今読みたい本は、『星野リゾートのおもてなしデザイン』です。
国内外に60以上のホテルや施設を展開し、多くの人を魅了し続ける星野リゾート。本書ではそんな星野リゾートの魅力について、主としてソフト面の特徴について綴られた1冊となっています。
13の施設を取り上げて、立ち上げプロジェクトや魅力を引き出す秘訣について写真を豊富に用いながら紹介されており、ホテルや旅館の滞在を追体験できるようでページをめくる手がつい進んでしまいました。

星野リゾートのおもてなしの秘訣として、私が本書を通じて印象に残った、「①マルチタスク」・「②フラットな組織文化」の2点を紹介したいと思います。

1つ目のマルチタスクについて。
通常ホテルや旅館ではそれぞれの業務ごとに担当者・部署が分かれているのが一般的だそうですが、星野リゾートでは1人でフロント・レストラン・客室清掃など、複数の業務を行えるよう教育を徹底しているそうです。
マルチタスクによって1人で何役もこなすことで効率化を図るだけではなく、部署間の連携が強化されることによって顧客へのサービスも向上するのではないかと感じました。

次に、2つ目のフラットな組織文化についてです。
星野リゾートでは各地で地元の魅力を発見する「魅力会議」というものが定期的に開かれており、そこでは社歴や役職、部署に関係なく対等な立場で発言ができる環境が整っているそうです。
実際に魅力会議で若手スタッフが提案した企画を元に新しいイベントが生まれたり、広報・レストラン・人事スタッフなど部署を超えて話し合うことで新しいアイディアが生まれたりしているそうで、スタッフから提案が次々に生まれてくる組織力の強さを感じられました。

星野リゾートは、ラグジュアリーホテルから都市型観光ホテルまで、複数のブランド施設を展開しています。
ホテルのコンセプトが異なっても、根底にある共通した「星野リゾートらしさ」とそれを実現する組織風土が、各地で魅力的な施設を生み出し続ける秘訣なのだと感じました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

タスキー株式会社 平岡

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平岡摩祐

平岡摩祐

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