第277回 勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬/海外塾講師ヒラ

こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木です。
気づけば8月もあっという間に過ぎ、残すところあと1日となりました。
残暑が厳しい日が続きますが、気づくとセミの鳴き声が減って夜の鈴虫の声が聞こえてまいります。徐々に秋の訪れを感じます。

今回ご紹介させていただく今読みたい本は「勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬」という本です。日々の業務に追われ勉強時間をおろそかにしてしまいがちになってしまうため、どうしたら勉強に取り組むやる気を上げられるのか、継続的に勉強ができるかそういったことをよく考えます。そういったことを解決できるヒントが得られたらと思い、本書を手に取ってみました。

本書ではどうやったら勉強に依存するのかということを主題に、その方法を紹介しております。勉強に依存するために必要な「勉強麻薬」として4大成分を挙げています。
① 情熱:~になりたいといった強い願いや気持ち
② 密着:目標を達成するためのアイテムを常に毎日持ち歩く
③ 達成:勉強によりできたことがどんどん増えていき手ごたえを感じる
④ 環境:自分の勉強場所が完全に確立されている状態
この4要素が密接な関係を築いているため、どれかが欠けてしまうと勉強に依存することが難しくなるそうです。
この4要素をどのように得ていくのかというのが各章で紹介されております。
全て紹介はしきれないので情熱で紹介されている内容を数点書かせていただきますと、
・「理想を考えることが「情熱」の原点」
情熱を生み出すためには、まず「〇〇になりたい」という理想が必要。
・「理想と現実の差をポジティブに考える」
理想が100に対して現実が20だとした時に、「まだ80もあるのか、きついな」とネガティブに考えるのか、「1つずつクリアしてまずは70まで持っていこう」とポジティブに考えるのか。現実を悲観的にとらえて差を埋めることをあきらめれば、理想に近づくことはできない。
・「自問自答で情熱の火を絶やさない」
自分の理想と現実について自問自答。
自分は勉強してどうなりたいのか?⇒勉強して〇〇になりたい(理想)、では今の自分はどうか?⇒今の自分は△△だ(現実)
一度理想を掲げたとしても、毎日意識的に確認しないと、そのうち理想を忘れてしまう。理想を忘れてしまえば情熱は冷めてしまう。

本書の最後の方では、依存を深める心理テクニックというものも紹介されていて、おもしろいなと思った勉強法があったので紹介させていただきます。
・次の勉強を自動化する「ツァイガルニク効果」
ツァイガルニク効果とは、完了した課題よりも完了していない課題の方が記憶に残ってしまう心理現象。ドラマやアニメ・漫画など見ていて続きが気になってしまっている状態。
これを勉強に応用して、あえて勉強を未達成で終えてものすごく気持ち悪い終わり方をさせて、未達成の部分が頭から離れない状態を作ることで、次に勉強をする際の動機づけにします。毎回こうすることによって継続的に勉強する習慣へとつなげることができるようにします。
他にも数点、心理テクニックを活用した勉強法が紹介されておりました。

今までの自分自身の勉強では意識していなかった考え方や勉強法というのが多々紹介されており、今後の自分の勉強するための行動に生かしていきたいと思えるような内容でした。
気になった方がいらっしゃいましたら一読してみてはいかがでしょうか。

タスキー税理士法人
鈴木克成

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鈴木 克成

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