第285回 週40時間の自由をつくる 超時間術/メンタリストDaiGo

こんにちは、タスキー税理士法人の鈴木です。

今回ご紹介させていただく本は「週40時間の自由をつくる超時間術」という本です。
ひと月の仕事のペース配分が上手くできないせいか、業務量にムラが出てしまい、気づくと仕事に追われてしまっているというのが続いています。
何か改善する方法はないかという視点で気になり手に取ったのが本書です。
著者はメンタリストのDaiGoさんで、過去にも別な書籍を今読みたい本で紹介しておりました。著者を見ずにタイトルだけで購入しているので、こういったメンタリズムな書籍に無意識に惹かれているのだなと感じております。

生産性を上げたり、仕組みを整えたり、やり方を改善することも大事ですが、時間の使い方を改善することも大事なことではないかと思います。

本書の内容としては、メンタリストのDaiGoさんならではの、人間の思考や心理的な部分から、改善すべきことやストレス対策の方法を紹介しています。

冒頭の第1章は「時間にまつわる3つの勘違い」という見出しから始まります。
勘違い1:「物理的な時間がない」⇒「何をするにも時間が足りない」はうそ
勘違い2:「やるべきことが多い」⇒本当に問題なのは作業量よりも生産性
勘違い3:「忙しい人は仕事ができる」⇒労働時間が多い人ほど実は働いていない

全て内容を説明してしまうと長くなるため、勘違い1の理由を軽く紹介します。
・日本の年間労働時間が海外と比べて少なくなってきている(1970年代は年2,200時間だったのが2016年には1,713時間)
・アメリカの研究で、忙しいと思っている人が自分でこのくらい働いているだろうという1週間の労働時間と実際の労働時間には、20時間の誤差が出て実際の方が少ない。
・「忙しい」と口に出すたびに、意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなる。そうして予定した作業はどんどん遅れてしまい、本当は余っていたはずの時間が無意味に消費される。
といったような内容です。
この「忙しい」というのは完全にやめてしまい、代わりに「活動的だ」「活発的だ」というプラスな言葉に置き換えると、プラスの効果があるそうです。

本書の後半、第3章「それでも時間がないあなたに送るストレス対策」にて、日常生活で役に立つ行動を時間ごとにコースとして紹介しております。
1秒コースから49日コースまで幅広くあるのですが、すぐに実践できる1秒コースを紹介いたします。

「一時停止リマインダー」
⇒Google社の人材開発部門が人間の脳の動きを研究した末に編み出したテクニックで、スマホやパソコン等の目につく場所に「一時停止マーク」を貼っておくだけです。
不安やストレスを感じそうになったら、「一時停止マーク」を見て深呼吸をするだけです。
仕事中にスマホの通知をチェックしたくなった時、ふとネットでだらだらと時間をつぶしそうになった時、コンビニに長い行列ができてイライラしそうになった時など。
私たちの脳は、リマインダーさえあれば自然と意識がそちらに向かうようになるそうです。

この他にも日常生活の中で役立つ行動や思考方法が多く紹介されています。
小さいゴールを作るスモールゴールや、強引にでもポジティブな解釈に切り替えるリフレーミング等々。

日々生活している中で心理的なものは無意識の中で起きているので、人間はこう考える生き物なのだと知ることは、無意識を意識的に変えられる大事なことではないかと思います。
とりあえずスマホの待ち受けを一時停止マークに変えるところから始めてみたいと思います。


タスキー税理士法人
鈴木克成

Share on facebook
Share on twitter
Share on linkedin
鈴木 克成

鈴木 克成

Leave a Replay

タスキー税理士法人ブログ

お客様に役立つ様々なテーマ、お知らせなど、スタッフが日々更新しています。

Recent Posts

Follow Us