皆さまはじめまして!タスキーインターン生の泉水です!!
普段はタスキーnoteで社員インタビュー等を書いている私ですが、今読みたい本にお誘いいただき、今回の今読みたい本の紹介を担当させていただきます!どうぞよろしくお願いいたします。
今回ご紹介する本は、『ロジカル・シンキング』です。
「話す・書く・考える」3つの力を鍛えなおす!
実は、そんな帯に惹かれて購入した書籍でした。(笑)
この書籍ではビジネスにおいて必要なコミュニケーションがどのようなものかがわかる一冊になっています。
論理的思考法(ロジカルシンキング)は、ビジネスシーンにおいて非常に重要なスキルとされており、複雑化するビジネス環境や多様化する人材の中で、効果的なコミュニケーションや問題解決能力を高めるために不可欠です。
本書は、ビジネスパーソンだけでなく、論理的思考力を向上させたいすべての人にとって有益な内容となっています。特に、MECEやロジックツリーなどの具体的なフレームワークを学び、それを実務や日常生活に活かす方法を習得することができます!少し内容は難しいですが、問題解決能力やコミュニケーション力を高め、より効果的な意思決定が可能になるでしょう!
今回はそのさわりの部分である、「相手に伝えるということはどういうことなのか」を紹介していきます!
①「自分にしか見えない病」「にわか読心術師症候群」にかかっていないか
皆さんは相手に何かを伝えるときに、自分が重要だと考えていることを相手に理解してもらうためには何を重要視したらよいかご存知でしょうか?
「自分が言いたいこと」?それとも「自分が大切だと思っていること」?
そう思う方も少なくありませんよね。
実はこの本には、「相手にとって伝えられることが期待されているメッセージになっているかどうか」が大事と書いてあります。
「いきなり伝える中身について考えない」ことが大事なのですね。
②相手に伝えるべきメッセージとは
「私が申し上げたいことは~」から始めるビジネスマンは多く存在しますよね。結論ファーストで一見聞きやすい文言かと思います。私も実際に説明会などの場面で頻繁に聞くワードで、「なんかすごいな…!」となります(笑)
しかし、この本を読むと、「私が今答えるべきテーマについて相手に伝えるべきメッセージ」を最初に伝える方がとても大切だということがわかります。
a,テーマを考える
10分間の説明でも1時間の商談でも、企画書や提案書を作るのでも同じこと。
「自分が今、相手に伝えるべきテーマはなんだろう」と考えることが大事です。
たとえ自分の考えがとてもすごいものでも、テーマからずれていては、相手の検討の俎上に乗ることすらできません。
b,相手に期待する反応を考える
上記のような手順で、相手に伝えても、コミュニケーションの後に相手からどのような反応を引き出せれば、そのコミュニケーションは成功と言えるのかを考えます。この質問を事前に準備しておくことは自分しか見えない病の予防箋ともなるのでお勧めです。
そしてビジネスにおいて相手に期待する反応は以下の三つでとらえるとわかりやすいそうです!ぜひ参考にしたいですね。
(1)相手に理解してもらう
(2)相手に「意見や助言、判断などをフィードバックしてもらう」
(3)相手に行動してもらう
③何をいえば「答え」になるのか
課題に対して適切な答えを考えるためには、まずその課題が何かを明確にし、相手がどのような反応を期待しているのかを理解することが重要です。答えをまとめる際に必要な要素は3つで、「結論」「根拠」「方法」です。
つまり、「要するに何が言いたいのか」「なぜその結論に至ったのか」「その結論をどのように実行するのか」を明確に説明することが求められるということですね。
④なぜ、相手に自分の「答え」が通じないのか
結論が伝えあらない時の2つの落とし穴
落とし穴1:結論は「課題の答えの要約」であって、「自分の言いたいことの要約」ではない。
これが結論だ!と思ったら、もう一度最初から見直してみて、自分の考えの結論になっていないかを確認することが大事なのですね。
落とし穴2:「状況に応じて」「場合によっては」に要注意!
ビジネスにおける効果的なコミュニケーションのためには、曖昧な表現を排除し、相手に結論を明確に伝えることが重要です。曖昧さを排除するためには、「場合によって」や「状況によって」などの付帯条件を具体的かつ定量的に説明することが必要ということがわかりますね。
今回は『ロジカル・シンキング』を通じて、効果的なコミュニケーションのポイントを学びました。この本を読んで、相手に伝わるメッセージとは、単に自分の言いたいことを話すだけではなく、相手の期待や反応を考慮しながら構成することが大切だと気づかされました。また、曖昧な表現を避け、具体的かつ明確に伝えることで、相手の理解や行動に繋がりやすくなるという点も非常に印象的でした。
この学びを日々の仕事やコミュニケーションに取り入れることで、自分の伝えたいメッセージがよりクリアに、効果的に相手に届くようになると感じました。皆さんも、ぜひこの本を手に取ってみて、自分の論理的思考力及び、「伝える力」を鍛えてみてはいかがでしょうか?最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ/制作チーム 広報インターン
泉水美紅