初めまして！タスキーグループ/経理支援チーム インターンの箭子優羽です。
私が今回紹介する本は「人は話し方が9割」という本です。
この本を知ったのは、母が気になっているという話を聞いた時です。
本屋さんで「1番売れてる会話の本」という帯とともに目に留まったことをきっかけに手に取りました。
最初のページは以下のように始まります。
「何をどう相手に伝えたらいいのか分からない」
「うまく話せず失敗した経験がある」
「思っていることを正直に言えない」etc…
こんな思いを持っている人に送ります。
私は過去にゼミ活動の一環で企業へヒアリングに行ったことがあり、その際うまく会話をつなげることができず焦った経験がありました。そのため私も読んだ方がいいのでは、、、？と感じました。
加えて「家族や友人、職場の人間などの身近な人たちとの人間関係を円滑にする方法」という言葉に惹かれ、購入しました。(読んだ後母にプレゼントしました)
取引先との会話をうまく進めるため、身近にいる大切な人とより楽しい時間を過ごすためにも、今回取り上げさせていただきます。
さて、本書の内容についてですが「話し方が9割」とあるものの、プレゼンテーションが上手くなる、アナウンサーのように流暢にものを伝えることができるようになる、と言うものではありません。
本書の前半では「いかに聞き上手になれるか」という点に着目しています。
話し方ではなく聞き方に着目している理由として、本書では3つの原則を出しています。
①人は自分への関心が一番強い
これを証明する例として、「みんなで写った集合写真で真っ先に見るものは何か」という問いがあります。皆さんは何と答えますか？
おそらく、自分の顔を見る方が多いのではないでしょうか。
集合写真が手元に届いて他人の顔を確認する人はめったにいないそうです。
このことから、一番興味がある「相手自身」のことを主役にすれば、自然に相手の感情は高まっていき、自分を主役にしてくれるあなた自身のことを好きになる、という単純な心理となっています。
②人は自分のことが分かってほしい生き物
③人は自分のことを分かってくれる人に好意を持つ
この3点を総合すると、人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きになるということになります。
人は誰しも自分の話を聞いてほしい、自分の気持ちを分かってほしいという欲求があります。そうすると必然的に自分の話を聞いてくれる人のことを大切に思うようになるのです。
自分が関心を寄せていると伝えるためにどうすればいいのか、一部紹介していきます。
〇「顔の表情」「声の表情」「体全体の表情」を活用する
突然ですが、皆さんは周りの人の話を興味を持って聞いていますか？
相手の話より、自分の話ばかりしていませんか？
円滑な人間関係のためには、相手の人にいかに自分が関心を寄せているのかを伝えることが大事になります。そのためには、話すことではなく聞くことによって相手の心の扉を開く必要があります。
具体的には、「笑顔で聞き、自分の感情に言葉を乗せ、身振り手振りを使って相手にリアクションする」ということです。これを実践することで聞く力をさらに強くできます。
人によってはかなり難しそうですが、ほんの少しでも意識するだけで、相手の反応は大きく変化します。
繰り返しになりますが、人は自分に関心を寄せてくれる人に好意を持つからです。
〇相手に9割しゃべらせる「拡張話法」
拡張話法の順番は「感嘆→反復→共感→賞賛→質問」です。
拡張話法を使う最大の目的は相手の話を「広げる」ことです。
①感嘆：相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現
②反復：相手の話を繰り返す(いわゆるオウム返し)
③共感：相手の話に勘定を込めて理解を示す
④賞賛：相手を評価する
⑤質問：相手の話を中心に展開させていくためにその後を追いかけて聞く
さらに、それぞれの③共感④賞賛のキーワード集を作っておき、無意識でもさらっと出てくるようにするといいそうです。
会話をする上での「聞き方」については様々な本で取り上げられていますが、本書では作者のストックしているリストの一部が紹介されており、今すぐにでも始められるよう、より具体的に描かれています。
これはビジネス上の会話でも活用できそうですね。
企業へのヒアリングでもこれを知ったうえで実践出来たらもう少しうまくいったでしょうか、、、
今後に生かしていきたいですね！！！
他にも本書では、「また会いたいと思わせる話し方」「人を動かすための話し方」などを
具体例を交えて紹介しています。
ビジネスの相手との会話に困りたくない！
仲の良い友人、家族、同僚などの身近な人ともっと仲良くなりたい！
そう思う方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただきありがとうございました！
タスキーグループ/経理支援チーム インターン 箭子 優羽
