こんにちは!タスキーグループ の菊池です。
今回ご紹介するのは、岡野原大輔さんの『大規模言語モデルは新たな知能か――ChatGPTが変えた世界』です。
ChatGPTやGemini、Claudeなど、大規模言語モデル(LLM)を活用したAIは、すでに仕事や日常生活に欠かせない存在になりつつあります。
だからこそ、AIの活用にあたり、その基本的な仕組みも理解しておきたいと思い、最近読んだAI関連書籍の中から本書をご紹介します。
本書では、LLMが登場した背景や歴史、基本的な仕組み、そして人間の言語学習プロセスとの違いなどが、分かりやすく概説されています。
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■LLMはどのように文章を作っているのか
ざっくり言うと、LLMでは、膨大な文章データをもとに、次に続く可能性が高い言葉を予測しながら文章を生成しています。
例えば、「私」ときたら、次は「は」、次は「運動場を」、「走る」といったように、次に来る確率が高い言葉をつなげてく結果、意味の通る自然な文章が作られる、という仕組みです。
つまり、「大量のデータからパターンを学習し、次の選択肢を予測する」という点が、LLMの大きな特徴です。
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■LLMを使ううえで意識したいこと
このような原理を踏まえると、LLMを活用する際には、改めて次の2点を意識しておく必要があると感じました。
1つ目は、LLMは人間と同じ意味で「考えている」わけではない、ということです。
非常に自然で説得力のある文章が出てきたとしても、そのまま正しいものとして受け取るのではなく、「本当にそうなのか?」と確認する姿勢が大切です。
2つ目は、事実と異なる文章が生成されることがある、ということです。
確率的に文章を生成するという性質上、事実とは異なる内容を、もっともらしく出力してしまうことがあります。いわゆる「ハルシネーション」と呼ばれる現象です。
AIはとても優秀ですが、「情報処理がとても速い新人」のような存在だと捉えた方が、実務では使いやすい気がします。
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■人間とLLMの違い
本書では、人間の言語学習とLLMの違いについても触れられています。
人間もLLMも、大量のインプットから言葉を使えるようになるという点では、似ている部分があります。
一方で、人間はLLMに比べて、はるかに少ない情報量で言葉を覚え、学んだことを別の場面に応用することができます。この「学習効率の高さ」や「応用力」に、AI時代における人間の存在価値のヒントがあるのではないかと感じました。
また、AIは言葉を一つひとつ積み上げ、その結果として文章を作ります。
一方で、人間にはまず「伝えたいこと」があります。気持ち、理念、哲学、問題意識、何をすべきか、何をしたいか。
そうした出発点があり、それを伝えるために言葉を選び、文章にしていきます。
AIがどれだけ便利になっても、「そもそも何を伝えたいのか」「何のために使うのか」という最初の発信点をつくることは、今後も人間の大切な役割なのだと感じました。
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■ChatGPTにも反論してもらいました
最後に、せっかくなのでChatGPTにも、ここまでの私の考えに対して少し反論してもらいました。
以下、ChatGPTからのコメントです。
菊池さんの「人間にはまず伝えたいメッセージがあり、AIは言葉を積み上げているだけ」という整理は、とても分かりやすいと思います。
ただ、人間も書きながら考えを整理したり、人の言葉に影響を受けたりしています。そう考えると、人間の文章も、これまで受け取ってきた言葉の組み合わせから生まれている面があります。
また、AIも、人間がまだ言葉にできていない考えを整理する「壁打ち相手」にはなれます。
だからこそ、「メッセージをつくること」そのものよりも、「最後にどの言葉を選び、責任を持って発信するか」が人間の役割なのかもしれません。
私は文章を作ることはできますが、その文章に責任を持つことはできません。
そこが、AIと人間の大きな違いだと思います。
……とのことでした。ハッとさせられますね。。。
AIを使う時代には、答えを出す力だけでなく、問いを立てる力、自分の言葉として引き受ける力がますます大切になるのだと思います。
皆様のAI活用のヒントになれば嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
タスキーグループ 菊池 友博




