こんにちは。
タスキーグループ労務支援グループの高本です。
今回はコーチングの研究者であり、筑波大学の蹴球(サッカー)部監督を務める小井土正亮さんが書いた『「教える」を手放す』という本を紹介します。
部下や後輩、あるいは子どもから何かを聞かれたとき、つい「こうすればいいよ」とすぐに答えを出してしまうことはありませんか? 本書は、コーチングの観点から「人の成長を促すリーダーのあり方」や「組織作り」について書かれており、日常のあらゆる人間関係にヒントをくれる1冊です。
特に心に残ったポイントを2つご紹介します。
・セルフコーチングできる選手を育てる
現状を適切に捉えて、自分の目標から逆算したときに何をどうするべきか、考え、実践できる。これを繰り返し実践できる人になってほしい、という著者の願いが込められています。
「自分で選んだ道を自分で正解にしていく。その手助けくらいしかリーダーにできることはない」という言葉には、ハッとさせられました。
・教えるから導くへ
知識や経験からどうしても「教える」ことの方が早く答えにたどり着くと考えがちです。しかし、それでは指示待ちの人間になってしまい、現場でとっさの判断ができません。大切なのは、相手の「行動」だけでなく、「何を見て、感じて、考えたのか」という内面にまで踏み込み、自発的な思考を促すことです。
過去に先輩からすぐに正解をもらえず「ヒント」だけをもらった時は、つい「時間がないから答えが欲しい」と思ってしまったことがありました。しかし、自分で答えを探す経験を積み重ねることで、以前よりも自分で判断できる場面が増えてきたという実感があります。
またアドバイスする側に立った時も、「答え」を出す方が圧倒的に楽なのですが、ここはしっかり考える経験を積んでもらうような導きをしていくことの重要性を痛感させられました。
スポーツの現場だけでなく、ビジネスや子育てなど様々な人間関係に対して気づきをもらえる本です。気になった方はぜひ手に取ってみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
タスキーグループ/労務支援チーム 高本かおり




