見出しにどの文を用いるのか。
毎回悩みどころではございますが、この本に関してはタイトルが一番インパクト大なので、今回はそのまま使わせていただきました。
元政治家の田村耕太郎氏が著したこちらの本、最初読み進めている間は連続して出てくる「アホ」という言葉に果たしてアホとは何だったかしら、と謎の自問自答を始めてしまいますが、そこを乗り越えて出会えるのは、なんとも言えないスッキリ感。
「非戦の書」と謳うだけあって、マイナスを消化する方法を語りかけてくる…後ろ向きな発想を前向きに変えて行くことが楽しそう、そう思えたのならば勝ちなのです。
『戦うべき相手は人間関係で「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」だと思ってほしい。』
冒頭に書かれているこの一文を頭に入れて読み進められれば、読み終わる頃には自分の心が少しばかり軽くなっているような、そんな気持ちになれる本です。
おもしろきこともなき世におもしろく
これは本文でも紹介されている高杉晋作の辞世の句と言われているものです。
ないものねだりをしてエネルギーを浪費するよりも、少しでも自分の周りを面白く楽しくすることに時間とエネルギーを投入しよう!そう捉えてみると全てが意味あるものに感じられるようになるのかもしれません。
過激なタイトルに反して中々に繊細な内容も見られるこの本を、ストレスで胃に穴を空けてしまう前に読んでみてはいかがでしょうか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
サクセスエール税理士法人 佐藤美友