はじめまして! タスキー税理士法人の松澤芹奈と申します。 仙台も梅雨入りをいたしまして、雨に濡れた紫陽花が美しい季節ですね。むしむしと暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 私自身、雨・曇り空はテンションが下がってしまいますが、そのような時こそ美しく咲き誇る紫陽花のように凛としていたいと思いました。 4月に入社し、あっという間に2か月が経ちました。ここ最近時の流れが速いなぁと感じると共に、それだけ充実した毎日を送ることのできる環境に感謝する日々でございます。 さて、私が今回ご紹介させていただく本は 『スタンフォード式 生き抜く力(星 友啓 著)』です。 先日某ニュース番組を見ていた際にたまたま、「社会に出た時に必要となる学習(スタンフォードオンラインハイスクール校長)」 として特集が組まれており、著者に興味を持ったのがきっかけです。 著者の星友啓さんは世界屈指の名門校であるスタンフォード大学オンラインハイスクール現役校長として、オンライン高校でありながらも2020年には全米の大学進学校1位に導いている方です。 本書は 第1講:スタンフォード、シリコンバレーの世界最先端科学と「生き抜く力」 第2講:古今東西「生き抜く力」の思想史 第3講:スタンフォード式「生き抜く力」の磨き方 第4講:【ハーバード×スタンフォード】極上「コラボ力」で最高の人間関係をつくる 第5講:世界の天才たちもやっているコミュニケーション力の鍛え方 第6講:スタンフォード式「許す力」で世界中の“天敵”を思いやる 第7講:本当の幸せの見つけ方を科学する の7つの講義から構成されております。 まず「生き抜く力」をつけるトレーニングは、「生き抜く力」がすでに私たちの潜在能力にあることを自覚することから始まります。 (本書でいう生き抜く力とは、「複雑な現代社会をたくましく生きていくための必要なスキル」という意味合いです。) 本書第1講では「生き抜く力」の源泉となる利他的な心構えが進化論的に優位であり、脳や身体は利他的な行動が取れるようにプログラムされてきたことを学びました。 他人の痛みや体験を自分の脳に映し出す「ミラーニューロン」や、利他的な心と身体をつなげる「ベガス神経」など、「生き抜く力」の源泉は私たちのDNAに刻まれており、これを十分意識したうえで「生き抜く力」を活性化するトレーニングが必要です。 その上で私が最も興味を持ったのは、 第3講の『スタンフォード式「生き抜く力」の磨き方』です。 「生き抜く力」には3つの基本要素があり、それぞれの要素について噛み砕いて解説しておりました。 1つ目は、「聞き取る力」 2つ目は、相手の心を感じ取り、何かをしてあげようと思う「共感する力」 3つ目は、相手に「与える力」 です。 3つ目の「与える力」のパートでは特に、自分自身周りの方々からいろいろなものを与えられているけれど、自分自身は一体周りに何を与えられているか、と改めて考えるきっかけとなりました。 与える力をつけるためには、
週1日親切の日を作り人のためになることを5つする
5つの行動を6つの視点から振り返る
というトレーニングが効果的だそうです。 ・どんな行動をしたのか? ・誰のためになるのか? ・どうしてその行動をとったのか? ・その行動をとってどんな気持ちになったのか? ・同じ目的のためにほかの行動はあったのか? ・さらに相手のためになることはあるか? この振り返りは「与える力」を身に付けるためだけでなく、仕事や家庭など様々な場面に当てはめて考えることができると感じました。 日々生活しているとどうしても目の前のことで精いっぱいになってしまいがちですが、週末には自分自身の振り返りをする癖をつけ、先週の自分よりも今週の自分、今週の自分よりも来週の自分、というように日々着々と進化していけたらと思います。 もし本書の内容にご興味をお持ちいただけましたら、是非お手に取ってご覧いただきたい一冊です。 ここまで長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました! タスキー税理士法人 松澤芹奈 参照:スタンフォード式 生き抜く力/星友啓