第213回 センスは知識からはじまる/水野 学

はじめまして!
タスキー税理士法人で学生インターンをしております、髙橋俊英です。

今回から読みたい本デビューです!気づきのきっかけになれるよう、あらゆる話題をお届けしてまいります。よろしくお願いいたします。
今回ご紹介する本は、「センスは知識からはじまる」です。

皆さんは、他者のセンスが羨ましいと思うことはありますか?
センスの差はどうにもならないと諦めたくなることはありますか?

私は、ものすごくあります。

周りの人が斬新なアイデアを出したとき。
良質な作品や、デザインに触れたとき。
憧れるような人に出会ったとき。

他者が生み出すものに、どこかセンスの良さを感じ、自分と比べてしまうのです。
そんなモヤモヤを抱える中で手に取ったのがこの1冊です。

くまモンを企画したことで有名な著者は、センスという曖昧な言葉をこう定義します。

「数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力」

例えば、日本で1番売れている服は数値を用いて示すことができます。しかし、おしゃれさ、かっこよさ、といったものはなかなか数値化できません。このような数値だけでは示せないものの良し悪しを、最適化する能力がセンスであるというのです。

この定義は、私自身の体験とも結びつきました。私は大学生協で複数の学生組織で活動をしているのですが、業績のよいチームだけがセンスのいい組織なのかというと、そうではないと感じます。

組織で活動する人がワクワクできているか。
よい人材を育成できているか。
新規の取り組みに投資できているか。

組織運営のセンスには、このようなことも含まれそうです。こういった、測定が難しく曖昧なものを、状況に合わせて最適化する能力がセンスなのだな、と実感しました。

そして、感覚的にでなく確かな根拠をもって最適化しようというのが、「センスとは知識である」の意味するところです。

「センスに自信がない人は、実はいかに情報を集めていないか、自分の持つ客観情報がいかに少ないか、自覚しよう」
この言葉は、センスが無いと逃げてしまう私に、チクリと刺さりました。同時に、誰だって、いつだって、センスは磨けるものだと励ましてくれる言葉でもありました。

本では、どうすれば知識を効率よく身に着けられるのか、それをどうセンスへと昇華できるのか、具体的に示されています。

センスが無いと逃げたくなるとき。
センスをどう磨けばいいのか知りたいとき。
この本をお手にとってみてはいかがでしょうか。


タスキー税理士法人 
髙橋俊英

参照:センスは知識からはじまる/水野 学
髙橋俊英

髙橋俊英

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