第242回 1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書

こんにちは。

タスキー税理士法人の青谷麻容子です。

 立春が過ぎ、暦の上では春が始まりました。旧暦では、一年のはじまりは立春からと考えられていたようなので、元旦に立てた今年の目標に早くも挫折しつつある私は、立春からが今年なんだ!と、言い聞かせ、フレッシュスタートしたところです。

 さて、今回ご紹介する本は、そんな新年の始まりにふさわしい、致知出版社の藤尾秀昭社長監修の『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』です。

 本書は、雑誌『致知』創刊からの42年間で、藤尾社長が直接お会いし、お話しをされた各界の、それぞれの仕事を、人生を真剣に生きる方たちが語った言葉が綴られています。

この365人の中から、いくつか心に残った言葉をご紹介させていただきます。

① 「仕事にも人生にも締め切りがある」~道場六三郎(銀座ろくさん亭主人)
修業時代、いつも「人の二倍は働こう」「人が3年かかって覚える仕事を1年で身に付けよう」と思っていた。

② 「嫌いな上司を好きになる方法」~林成之(日本大学大学院総合科学研究科教授)
私たち一人ひとりの人生の勝負は自分の才能をいかに引き出すか。そのためには、家族も、会社の社長や上司も、学校の先生も、みんな神様が遣わしてくれた人だと思って好きになればいい。会社がつまらない、上司が嫌いだと言っていたら、本当は能力があっても、自分で自分の才能を閉じてしまうことになる。

③ 「公私混同が組織を強くする」~平尾誠二(神戸製鋼ラグビー部セネラルマネージャー)
これは、一般的な意味の公私混同ではなく、公のことを自分のことのように真剣に考えるという意味。個人がチームのことを自分のことのように考えていなければ、チームはよくならない。ラグビーでも、いいチームは1軍の選手から控えの人間まで非常に意識が高い。試合に出ていない人間までが「俺はチームに何ができるか」ということをいつも一所懸命考えている。

④ 「経営者の人間学とは修羅場を経験すること」~鬼塚喜八郎(アシックス社長)
経営者というものは生きるか死ぬかという修羅場をくぐっていかないと、本当の人間学は分からない。経営学とはすなわち人間学。なぜか、人間のために行う経営ですから。

⑤ 「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」~永守重信(日本電産社長)
物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとした人が“出来る”と信じることから始まる。自ら“出来る”と信じた時にその仕事の半分は完了している。

⑥ 「一度は死に物狂いで物事に打ち込んでみる」~安藤忠雄(建築家)

⑦ 「奇跡を起こす方程式」~佐渡裕(指揮者)
才能、運、努力。これらは足し算だが、掛け算になるものが一つだけある。それが感謝力。

⑧ 「プロは絶対ミスをしてはいけない」~王貞治(福岡ソフトバンクホークス球団会長)
人間だからミスはするもんだよ。と言う人がいますが、初めからそう思ってやる人は必ずミスをするんです。プロは自分のことを人間だなんて思っちゃいけないんです。

⑨ 「努力の上の辛抱という棒を立てろ」~桂小金治(タレント)
一念発起は誰でもする。実行、努力までならみんなする。そこでやめたらドングリの背比べで終わり。一歩抜きんでるには努力の上の辛抱という棒を立てるんだ。この棒に花が咲くんだ。

⑩ 「一番よい会社の条件」~柳井正(ファーストリテイリング会長兼社長)
一番よい会社とは、末端の社員でも自分がトップの経営者だと思っている会社。
自分は会社という場所に「自営業」をするために来ている。仕事が面白いと思うためには、自分がそこに本当に懸けないと絶対にそうは思えない。中途半端な気持ちでやっていたら、面白くもなんともないです。

 他にも、心が熱くなる言葉が沢山ありすぎて、ついつい長文になってしまいました。
 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

タスキー税理士法人 公認会計士 青谷麻容子

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