こんにちは!タスキーグループ/人事支援チームの髙本です。
今回紹介したい本は、「話し方の戦略」です。
私は以前から話すのが得意ではなく、淀みなく話すことができる人に対してとても羨ましく感じていました。
著者の千葉佳織さんは自身も同じように感じていたとしながらも、「話し方」を徹底的に体系化し、様々な人が抱えている「話し方」の問題を改善することができるメソッドを作り上げ、現在は「話し方トレーニング」のサービスを手がける会社を運営するまでになった方です。
著者が挙げている話し方の戦略は次の3つです。
- 「話す目的」を明確にする
- 「対象者」を分析する
- 「話し言葉」の意識を持つ
私が高校生の時に、授業がとても上手な生物の先生がいらっしゃったのですが、上記の3つの原則のすべてが意識されてたように思います。
重要な点を説明するといっても退屈する話し方では生徒の耳には届かないし、些細なことを重要なことと同じレベルで説明されても覚えきれなくなってしまいます。面白く興味を引くといったタイプの方ではなかったのですが、本当にわかりやすい授業をしてくださっていました。余談ですが、私たちの学年の生物の成績は全体としてかなり良かったそうです。
他にも話し方が上手な方にはいろいろ出会ってきたのですが、話し方の戦略を体現されていたという点では、この生物の先生が1番に思い浮かびました。
本書の中では、さらに「言葉」と「音声・動作」の点から聞き手に届けるための戦略が紹介されています。それらの内容を意識して取り入れていくことで、今後の話し方のブラッシュアップにつなげたいと思います。
話し方って改善できるんだ!という希望を持つことができたという点でも、この本から得たものは大きいと感じました。
話すのが苦手と感じる方もいらっしゃると思いますが、多くのGoodな事例・Badな事例も紹介されていてとても分かりやすく参考になりますので、ぜひお手にとってみていただけると幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ/人事支援チーム 髙本 かおり