第359回 チーズはどこへ消えた?/スペンサー ジョンソン(著)、Spencer Johnson(原名)、門田 美鈴(翻訳)

初めまして!タスキーグループ/経理支援チームの平野です。

 

今回私が紹介するのは医師であり、心理学者であるスペンサーが著した「チーズはどこに消えた?」です。
物語が中心となっていてとても読みやすいのですが、実はビジネス書であり世界的ベストセラーとなりました。


この本には2匹のネズミと2人の小人が登場します。
彼らは空腹を満たすため、幸せになるために迷路の中でチーズを探して暮らしています。
小人とネズミはそれぞれの方法で、大きなチーズを見つけ、幸福感に満たされた毎日を過ごしていました。


ところがある日、チーズが突然消えてしまいます。


2匹のネズミは本能で、毎日少しずつ変化するチーズの様子に気づいていたため、あまり驚かずすぐに次のチーズ探しに出かけます。


一方で2人の小人、ヘムとホーはチーズがなくなった事実を受け入れることができずその場で嘆き、意気消沈して動けなくなってしまいます。
自分にとって大切なものであればあるほど、そこにしがみついてしまったのです。


何日も経ち、チーズが戻ることはないことを確信したホーは新しいチーズを探しに出かける決心をしますが、ヘムは変化を受け入れることができず、リスクを考え恐怖に支配され身動きが取れません。


ホーは恐怖心を乗り越え、新しい道を切り拓いた時、ネズミたちに遅れをとりましたが新しいチーズにたどり着くことができました。


ストーリーはシンプルであり、一見子供向けの物語のようですが、この本を読むときの自分の置かれている環境などで、受け取り方が変わる面白い本だなと感じました。
読み進めてゆくうちに、ホーのとった行動はタスキーグループ、新CultureにあるQuestion yourself、Try&error&Try、そしてGritへと繋がっているように感じ取ることができました。


最後になりましたが、心に残った文を紹介します。
「遅れをとっても、何もしないよりいい。」
「従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない。」


常に変化は起こるものであるため、その小さな変化に気づき、柔軟に進んでゆくことの大切さに気づかされます。
リスクを考え、危機感を持つことはもちろん大事ですが、それに捉われすぎず新しいチーズを探しに出かけてみようと、背中を押してくれる一冊です!


最後までお付き合いいただきありがとうございました!
タスキーグループ/経理支援チーム
平野美帆

Share on facebook
Share on twitter
Share on linkedin
平野美帆

平野美帆

Leave a Replay

タスキー税理士法人ブログ

お客様に役立つ様々なテーマ、お知らせなど、スタッフが日々更新しています。

Recent Posts

Follow Us

アーカイブ